【BitMEX】知らないと損しまくる手数料の仕組み。&取引補助ツール
この記事は上記リンクと同じものです。
より多くの方に知っていただきたいのでこちらでも紹介します。
BitMEX利用者全員に知っておいてほしい手数料の解説です。
取引方法の違いで、1回の売買で最大”14ドル幅”分も損をする可能性があることをご存知でしょうか。
※1BTC=7000USDで計算
また下記に知らないなという項目はないでしょうか。
・指値注文は手数料がもらえる
・指値注文でも手数料がもらえない場合が3つある
・ポジションを持っているだけで取られる手数料がある
・紹介登録で損をする場合がある
・成行注文と指値注文の実質の差
この記事ではそんなBitMEXの手数料についてしっかりとまとめています。
最後まで読んでいただければ知らないうちに手数料を損していたということはなくなるはずです。
目次
・BitMEXの手数料の仕組み
・成行注文と指値注文の実質の差
・手数料を10%offにする方法
・手数料10%offの罠
・手数料を損しないテクニック
・取引補助ツール「ギリサシ君」
・実行の様子(動画あり)
・アップデート報告
・本体ダウンロード、マニュアル
BitMEXの手数料の仕組み
BitMEXの取引手数料は公式ページにある下表のとおりです。
“この表にない情報”もいくつかありますのでそれも交えながら紹介していきます。
【テイカー料金】
成行注文時の手数料です。
レバレッジに関係なく取引量の0.075%、例えば10,000ドルの注文の場合、7.5ドル分のXBTが即、実現損益として取られてしまいます。
実はこれ、FXの手数料としては結構高めです。
【メイカー料金】
指値注文時の手数料です。
手数料がマイナス0.025%=お金がもらえるということですね。
10,000ドルの注文の場合、2.5ドル分のXBTが即、実現損益としてもらえます。
ただし指値注文でもお金がもらえない場合が”3つ”あります。
①.一つ目は当たり前ですが成行注文になってしまうような値で注文した場合です。
例:今の値段が7000ドルなのに7010ドルでロング指値した場合、7000ドルで即約定される。(成行注文になっている。)
この場合テイカー料金0.075%が取られてしまいます。
実はこれは「Post-Only」という設定で避けることができます。
絶対に指値で約定させたい場合は下図の「Post-Only」にチェックを入れましょう。
②.もう一つが「非表示注文」の場合です。
これは板に自分の注文を表示しないというもので、下図で設定できますがテイカー料金0.075%を取られてしまいます。
使わないようにしましょう。
③.最後の一つが「0.0025XBT以下の注文」です。
小さい注文を複数行うとスパムととらえられ、こちらもテイカー料金0.075%を取られてしまいます。
目安として取引数量を“20ドル以上”にしておけば0.0025XBTを切ることはないのでメイカー料金0.025%をもらうことができます。
※XBTが10,000ドルを上回らない限り
ちょっとしたテストでも指値注文なら取引数量”20ドル”での取引をオススメします。
【資金調達】
BitMEXには他の取引所にはあまりない資金調達という制度があります。
BitMEXと現物の値段が乖離しないよう、手数料を取ったり与えたり調整しています。
下の2つの表は別の日のものです。
日によって全然違うことがわかります。
下の表で言うと、
・ロングポジション→8時間おきに0.044%の手数料を得られる
・ショートポジション→8時間おきに0.044%の手数料を取られる
となります。
これ、実は為替のFXとかでは一般的な制度です。
ここで8時間おきとありますが、正確には日本時間の“5:00、13:00、21:00”の1日3回の瞬間です。
この瞬間に0.044%を得られ(または取られ)ます。
スキャルピングトレードの場合はバカにならない手数料なのでこの“5:00、13:00、21:00″の時間帯を意識して知らないうちに損していたということがないようにしましょう。
成行注文と指値注文の実質の差
ここで改めて成行注文と指値注文の実質の差を確認してみます。
取引手数料について、成行注文は0.075%、指値注文は-0.025%でした。
例えば10,000ドルの注文の場合の手数料は、
成行注文:7.5ドルの支払い
指値注文:2.5ドルの受け取り
となります。
実に10ドルの差があります。
大きいですね。
もっとイメージしやすいように別の例えをしてみます。
今度は注文数量は関係ありません。
上図の板でロングすることを考えます。
成行ロングなら7075.5で約定ですね。
そこから手数料を0.075%(=ここでは5.3ドル幅分)取られるので、それを組み込んで考えると(7075.5+5.3=)7080.8で約定したことになります。
次にロング指値の場合、最も約定しやすいのは7075ですね。
そこから手数料を0.025%(つまり1.77ドル幅)もらえるので、それを組み込んで考えると(7075-1.77=)7073.73で約定したことになります。
つまり成行と指値の手数料を組み込んだ実質の約定値の差は約7ドル幅だということです。
板で示すと下図のとおり。
思っているよりめちゃくちゃ差がありませんか?
ちなみにこれはポジション決済時も同様にかかってくるので、成行注文&成行決済は指値注文&指値決済よりも、さっきの差の2倍で“14ドル幅”も損することになります。(レートの”0.2%”です。)
成行と指値で損得があること先ほど紹介しましたが、実はこんなに差があります。
仕組みというのはわかっているようでわかっていないものです。
相場の上下を当てることと同じくらい仕組みの把握は大切です。
このBitMEXの手数料をしっかり理解してトレードに臨みましょう。
手数料を10%offにする方法
結構高いBitMEXの手数料ですが、紹介でアカウント登録をすると半年間10%offになります。
下記、私の紹介リンクです。
https://www.bitmex.com/register/dZHaqM
手数料10%offの罠
紹介リンクを載せましたが注意点があります。
手数料10%offはメイカー手数料の-0.025%にも有効なので指値注文しかしない人は”紹介なしで登録した方が有利”です。
※手数料10%offが適用されるとメイカー手数料は-0.0225%になってしまいます。
正確に言うと、成行注文は4回に1回以下だよっていう方は紹介なしが有利です。
紹介なしでのBitMEX登録は下記です。
https://www.bitmex.com/register?lang=ja-JP
手数料を損しないテクニック
以上をまとめますと、BitMEXではなるべく指値注文を使いましょうということになります。
もしすぐ注文を入れたい場合は下図のとおりの設定で、ギリギリに指値を入れておいて、
もし約定せずギリギリの値が離れたら再注文を入れるという方法が良いと思います。
この方法で7ドルずれるまでに約定できれば成行注文よりも得をしたことになります。
これに似たことを実際に行っている方もいるのではないでしょうか。
とはいえ、やってみるとわかりますがこの作業はかなり難しいです。
値入力中にも当然値段は変わりますし、再注文も手入力なので一瞬で行うことはできません。
そこで私はこの作業を高速・自動で行ってくれる自作のツールを使用しています。
<ここからは自作ツールのご紹介になります>
取引補助ツール「ギリサシ君」
上図がギリサシ君の起動画面です。
私は下図のようにBitMEXの画面の上に置いて使用しています。
下図ではわかりやすいように少しずらしていますが、BitMEXの左の紺色のゾーンにはまる大きさです。
機能については次の「実行の様子(動画あり)」を見ていただければすぐわかるかと思います。
手入力では不可能な高速注文を行います。
カミソリ君はexe形式で用意してますのでWindowsのPCで使用できます。(※Mac非対応)
もしWindowsのPCで使用できない等ありましたら内容をご報告ください。
サポートの上、使用できない場合は返金対応をさせていただきます。(後述)
自身で設定いただくことは下記の2点だけです。
・apiキー(マニュアルで説明しています。)
・使用ロット数
ソースコードも公開しておりますのでapiキーの悪用等の心配は不要です。
コードはpythonです。
実行の様子(動画)
動画にはありませんが、ギリサシ君の注文中でもBitMEXの画面より直接キャンセルすることで注文をキャンセルできます。
本体ダウンロード
続きは元記事の下記リンクを参照ください。